■講演会の概要
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日時: |
2011年10月25日(火) 10:30〜15:50 |
会場: |
東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第3講習室
≪会場地図はこちら≫
※急ぎのご連絡は東京メガセミナー(株)(TEL06-6363-3372)まで!!
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受講料:
(税込) |
(税込) 47,250円
⇒E-mail案内登録会員
44,800円(ネットからお申し込みの方、全員)
※資料・昼食付 |
上記価格より:
<2名で参加の場合1名につき7,350円割引>
<3名で参加の場合1名につき10,500円割引>(同一法人に限ります)
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講師: |
第1部 不織布の工業的利用展開とナノファイバー複合不織布の製造
≪10:30〜12:00>>
廣瀬製紙(株) 新機能性素材開発部
部長 岸本 吉則 氏
2007年にナノファイバーの製法に関する特許「微細繊維集合体の製造方法」登録後、ナノファイバーの製造技術、用途開発に従事。
2009年 四国産業技術大賞 産業振興貢献賞受賞
同年 第3回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞受賞
【廣瀬製紙(株)ホームページ】
/www.hirose-paper-mfg.co.jp/
第2部 不織布のリチウムイオン電池セパレータへの利用
≪12:45〜14:15>>
(独)産業技術総合研究所
ユビキタスエネルギー研究部門
電池システム研究グループ長 境 哲男 氏
第3部 サブミクロン炭素繊維不織布のリチウムイオン二次電池部材への応用
≪14:30〜15:50>>
信州大学 繊維学部
化学・材料系 応用化学課程 教授 沖野
不二雄 氏
炭素材料学会「炭素」編集委員会副委員長
日本フッ素化学会理事 |
主催: |
サイエンス&テクノロジー株式会社
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■講演会のプログラム内容 |
第1部 不織布の工業的利用展開とナノファイバー複合不織布の製造
<趣旨>
エレクトロスピニング法ナノファイバーの工業的製法を紹介すると同時に、得られたナノファイバー不織布の基本的性質が従来の湿式不織布とどのように異なるのか解説する。さらに、ナノファイバー不織布のアプリケーションの可能性について解説する。
1.工業利用における不織布
2.エレクトロスピニング法の概要
2.1 ノズル法
2.2 非ノズル法
3.エレクトロバブルスピニング法の概要
3.1 紡糸原理
3.2 特徴
3.3 量産方法
3.4 量産機について
4.ナノファイバー不織布と湿式不織布の違い
4.1 繊維径比較
4.2 孔径比較
4.3 通気性の比較
5.粒子分散系ナノファイバー
6.ナノファイバー不織布量産品の品質について
6.1 坪量変動
6.2 繊維径変動
6.3 孔径、孔径分布変動
7.ナノファイバー不織布のアプリケーションと生産性
8.今後のナノファイバー開発
□質疑応答・名刺交換□
第2部 不織布のリチウムイオン電池セパレータへの利用
<趣旨>
携帯機器用途のリチウムイオン電池では、グラファイト負極を使用しているため、充電末期にリチウムデンドライトが析出して、微少短絡が起こりやすく、微多孔膜セパレータの使用が不可欠となっている。これら微多孔膜セパレータでは、ポリオレフィン系材料を使用しているため、150℃以下の耐熱性しかなく、自動車用大型電池の大きな課題であった。また、グラファイト負極の使用では、−5℃以下での電池作動は困難となっており、−30℃からの作動を要求する自動車用電池の大きな課題となっている。そこで、負極材料として、低温作動が可能なチタン酸リチウムやスズ系、シリコン系材料などが注目されており、同時に、各種の耐熱性セパレータの開発も進められている。
1.電池高性能化と利用分野の拡大
2.電池用途と要求される電池性能
3.電池材料の開発現状とセパレータの役割
4.不織布セパレータの開発状況
5.将来展望
□質疑応答・名刺交換□
第3部 サブミクロン炭素繊維不織布のリチウムイオン二次電池部材への応用
<趣旨>
メソフェーズピッチを主成分とするサブミクロンの炭素繊維不織布をエレクトロスピニング法によって紡糸し、炭素・黒鉛化によって得られた炭素繊維不織布の構造およびリチウムイオン二次電池の負極、合金系負極活物質、導電助剤やリチウムイオンキャパシタ用負極としての応用について紹介する。
1.サブミクロン炭素繊維不織布の作製
2.サブミクロン炭素繊維不織布の構造
3.リチウムイオン二次電池負極への応用
4.リチウムイオン二次電池合金系負極活物質への応用
5.リチウムイオン二次電池用導電助剤への応用
6.リチウムイオンキャパシタ用負極への応用
7.炭素繊維不織布の賦活化とその他の応用
□質疑応答・名刺交換□ |
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