スマートグリッドには、多種多様な技術が活用される可能性があり、多くのビジネスチャンスが潜在しています。また情報通信が加わることで、電力・ガス・水道など、ユーザー情報を活用した新たなるサービス市場創出の可能性が拡がってきました。このため、他業種の業界動向や各国の動向、そして標準化を含めた海外の適応事例を都度、早めに把握しておくことが欠かせません。
第一日目では、スマートメーターを設計する上で必要な、米国・欧州・韓国・中国・日本におけるスマートグリッド・スマートメーターの政策動向と今後の見通し、そして、各国の国際標準化(IEC,IEEE)、規格の最新動向(機能にとって何がポイントなのか?)又、ユーティリティ計測システムに焦点を当て、システム普及のドライバーは何か?システムのバリエーションの考察を、技術開発におけるポイントからは、電力計測技術・自動検針技術・無線通信・双方向コミュニケーション・機器制御技術、蓄電池システムとの系統連系まで、検討すべきポイントに沿って解説します。
第二日目、スマートメーターの設計技術と,そのビジネス可能性に焦点を当て、「エネルギー供給システムにおけるCO2計測メーターの活用事例」「水道用メーター(ウォーターマネジメントシステム;IBM社)の活用事例」「ZigBee
ワイヤレスネットワークによるスマートメーターの応用展開(日立製作所、米国ディジインターナショナル社)、メリットの出し方と活用のポイント、又、要素技術の組み合わせ方を見極めながら、スマートメーターソリューションの考え方,無線方式の違いによるメリット・デメリット,設計における留意点,消費者側のベネフィットまで、個別の技術課題とニーズの関係性がわかりやすく理解できる構成で解説します。
第三日目、スマートメーターにかかわる、さまざまなステークホルダーを巻き込んでの、電力・ガス・水道等、及びエンドユーザーからみたスマートメーターの選び方・使い方を始め、SAP社製、エシェロン製におけるスマートメーターの最新動向・海外の適応事例、次世代スマートメーターのビジネス可能性に至るまで、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳明頂きます。新規参入のための手がかり材料を必要とする経営者様、国際標準化の方向性と規格の最新動向を理解したいと考える担当者の方、今後の検討すべき技術課題の抽出時に見落とされているファクターが本当にないのか、欠かせない内容として全3日間,約17時間(参加講師12名)に渡り集中講義します。
(※)2010年2月25日付;
パンフレットの各講座タイトル名の変更が行われましたが、内容の変更はございません。
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